【発達障害の私が夫と普通に暮らすために書いているノート】障害を受け入れるヒントになる本

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私はこれまでの記事の中で

  • 私が適応障害を発症して休職したこと、
  • 自身のADHDの特性を理解して発達障害とうまく付き合っていく方法

について紹介してきました。

私は去年の8月に復職をしてこの記事を書いている4月現在、約8か月仕事に就いてみて色々な心境の変化がありました。

ADHDを抱えたまま今の職場で働き続けることに対して、違和感を感じるようになってきました。

今の仕事では目の前の状況をパッと判断してパッと行動することが求められる臨機応変さや応用力が要求されています。

ところが私はその臨機応変な行動がとても苦手です。

仕事に必要な知識は十分に持っているのですが、知っていることを相手に伝えることや書類を作るというアウトプットが極端に苦手だからです。

仕事をすればするほど自分の苦手なことが足を引っ張ってしまい、上司や同僚に負担をかけることが目立つようになってきています。

臨機応変な対応ができないばかりに自分の持ち味や長所を生かすことができず、モヤモヤした気持ちを持ち続けながら仕事をし続けていくことに疑問をもつようになってきました。復職して以来、自分にとっては長所を出せずに辛い思いをし続ける日々ではありましたが、合わない環境に身をおくことで見えてきたこともたくさんあり、無駄なことは何一つなかったと思っています。この記事では、ADHDの私が合わない環境で敢えて復職したからこそ、再認識した短所と長所の特長と、長所を生かすためには仕事や環境を変えるという決断をとることも必要だということについての紹介です。

発達障害の特性理解と自分の取扱説明書を作るのに参考にした本

私が発達障害の診断を受けた後にしたことは自己分析特性の理解と対処方法の模索でした。発達障害の特性理解と困り事の原因と対策について参考にしていたのが「発達障害の私が夫と普通に暮らすためにいているノート」という本です。

著の「ななしのうい」さんは旦那さんと結婚してご自身に発達障害があることが判明しました。それ以来、自身や夫婦関係間のトラブルの事例や会話、トラブルの原因と対策についてをノートで記録し内容をツイッターに投稿されています。発達障害について書かれた本は既にかなりの数があります。しかし、そのほとんどはざっくりとした事例の紹介にとどまっていて、日常生活や仕事で活用するには今一つ具体性がなく心に刺さりにくい内容のものが多かったです。

この本は、発達障害の当事者が書いた実際のノートを公開するという珍しい構成です。当事者目線でしか書けない内容や視点で発達障害の特性の理解と対策についてまとめられています。

発達障害当事者の妻の目線、その夫の目線、両方が書かれています。非常に読みやすく、自分に当てはめて考えやすいとてもいい内容の本でした。私はこの本や自分自身のWAIS知能検査の結果(これら以外の様々な本もですが)などを参考にして長所や短所の理解と特性の克服について試行錯誤をしてきました。

ADHDと診断されたことで自分を守ることができた

発達障害を持っている人は仕事で必ず向き、不向きがあります。ADHDを持っている私も同じす。私が、仕事がうまくできなかったのは、私の特性の短所が目立ってしまう仕事であったためで、自分の努力不足や甘えだということでは決してありません。職場の上司や同僚には言いませんが、私は
仕事がうまくいかない原因はADHDがあるからで自分の性格や努力不足からくるものではない」と考えています。うまくいかない原因を障害の特性のせいにすることによって気持ちがかなり軽くなりました。

弱みを理解したことで自分がいるべき環境が分かった

自分の長所や短所については、実は3年前に休職した直後に受けたWAISという知能検査で結果の分析が出ていました。
*WAISを受けたこととADHDの診断を受けた時のことは「発達障害(ADHD)の診断が人生のターニングポイントに」をお読み下さい。

3年前に受けた知能検査と今の状況を照らし合わせて検査の結果と現状が一致していることが腑に落ちたのはつい最近のことでした。復職するまでは適応障害の抑うつ症状を克服することやフラッシュバックを克服することに精一杯で、自分の長所や短所を整理してかみ砕く作業まで余力がありませんでした。私は頭で理解していることを人に順序立てて説明したり、実際に書類を作成したり、業務を行ったりすることが極端に苦手です。それらの苦手な作業は復職後、実際に仕事をしてみて初めて自覚することができるようになりました。検査結果にも人に説明したり実際に業務をすることが苦手だということが書いてありましたが、「実際に仕事をしてみないうちから自分はできないなんて認めたくない」
という検査結果を否認したいという気持ちがあったのかもしれません。今実際に勤務をしてみて、検査結果に書いてあることと現状が一致していることが分かり、3年前の知能検査の答え合わせができました。ADHDの短所の特性を克服しようと様々な工夫をしたり不注意を改善するADHDの治療薬を服用したりとやれる限りのことをやってきてはみましたが、苦手な所は苦手なまま3年が過ぎました。ADHDの診断を受けてから特性の理解と克服のためにやれるだけのことはやってきました。
改善したところもありましたが、

  • 事務作業や電話対応では順序立てて話すことが苦手
  • 書類を作成するとどうしても人よりもミスが多い
  • 物忘れがひどい

上記3点が改善しませんでした。

私

これだけやっても改善しなかったということは、今の環境から離れて自分がストレスなく長所を生かせる仕事をした方がいいかも。

まだ30代だし、これだけ自己分析できたんだからADHDの特性を生かせる仕事も絶対見つかるはず。

そう考えたら不安よりもワクワクした気持ちの方が強くなってきた

そのような経緯で私は復職してから8か月経った今、約10年間勤めてきた今の仕事を辞めて、ADHDの特性を生かしながらも自分らしく働ける環境で働こうと決意しました。現在の仕事についてはまだお話しすることはできませんが、退職したら、私の職業と内容についても紹介していきたいと思っています。

さいごに(過集中も使い方次第)

発達障害を持っていると必ず長所と短所が人よりも強めに出てしまいます。たまたま短所が目立ちやすい環境や人間関係の中にいると日々自分自身の短所や苦手なことばかりに神経を使うようになってしまい、長所を発揮するどころではなくなってしまいます。私は3年前にWAIS知能検査を受けて自分の長所や短所は示されていてました。
特性を理解するために休職期間中、一生懸命努力をし、過ごしてきました。復職して8か月を過ぎて感じたことは、苦手なものは結局苦手なままで色々な対策や特性理解のために工夫してはきましたが、それも限界があったということでした。3年前の検査結果の答え合わせを日々苦手な環境や業務をすることでしているような感覚で、今は不思議と落ち込むどころかスッキリした気分です。

私

もうこれ以上、

短所を克服するための努力や今の環境に無理に固執するのはやめよう!

せっかく分かってきた自分のADHDの長所を生かせる環境で仕事をしてみたい。

もう十分やってきたからこの仕事はあきらめようと心境に変化がありました。やるべきことをやれば、気持ちも整理ができるようになるのだと改めて思いました。
次のステップに向けて進んでいくことが楽しくて仕方ありません。得意の過集中で前進していきます。

今、スタートライン

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この記事を書いた人

このブログを運営しております、「はーちゃん」です。会社の人間関係が原因で、うつ状態になり、休職。休職中に発達障害(ADHD)と診断されました。2年半の休職を経て元の部署に復帰しました。私と同じような境遇で悩んでいる方、悩んでいる方の友人や家族の方などに、少しでも有益な情報発信をしていければと思います。

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