【発達障害】相談することで得られるメリット

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誰かに相談することや頼ることに抵抗がある人必見!相談することで得られるメリットを紹介していきたいと思います。
カウンセリングに行きたいけど結局相談しても何も変わらないと思っている方や、誰かに頼ることはいけないことだ
と感じてしまってなかなか相談の第一歩を踏み出すことができない方は多いと思います(私含め)
この記事を読むと相談することが良いことはとても良いこと、誰かに頼ることはストレスを乗り越えるために必要なことだということが分かるようになります。
カウンセリングに行きたいけど

人に相談しても何も変わらない

誰かに頼ることや甘えることはいけないことだ

と私もずーっと思っていました。
日本には人に「相談する」という文化が根付いていません。人に相談すると相手に心配をかけてしまうのではないかと思い込み、心配をかけたくないので自分で抱え込んでうつ病や適応障害になってしまうのです。
そして私も人に相談することや頼ることに対して罪悪感や抵抗感を感じていました。そのため誰にも相談することができずに約2年半も休職することになってしまいました。


上で紹介した「休職した経緯について」や、この記事を読むことで相談や頼ることが自分にどのようなメリットや効果をもたらすのか分かりますのでぜひ最後までお読みください。
以下に相談することのメリットを表にまとめました。

表―相談のメリット
1モヤモヤのガス抜き
2感情の言語化
3悩みの整理
4相談することで人に頼る癖をつけることができる
5相談することで視野を広げられる

モヤモヤのガス抜き

私はこれまでは相談しても

誰かに相談しても解決できるような問題ではないので意味がない。こんなちっぽけな悩みで相談するなんて恥ずかしい

と思って過ごしてきました。
たしかに「上司や先輩との険悪な人間関係や仕事でミスばかりしている」という問題は仕事を辞めない限り根本的な解決はしないかもしれません。
それでも診療内科に行き、主治医やカウンセラーに30分相談しただけでも不安やストレスはかなり取り除くことができます。相談するということ自体に悩みのガス抜きの効果があります。
私も復職後、辛い気持ちになったりしたときは相談をしに週に1度は診療内科に相談に行ってました。
30分の相談だけでかなり気持ちが楽になり、気持ちを切り替えることができました。
相談は、「問題の解決」や「原因の除去」だけでなく不安やモヤモヤを取り除く「ガス抜き」の効果もあります。

相談すると自分の感情を言語化することができる

誰かに悩みを話してスッキリしたい


という時とはどのような状態の時でしょうか。
それは自分の中だけでは消化しきれない感情だったり、モヤモヤした気持ち、またはどうしたらいいのか分からない不安が心の中でぐるぐるとなっていたりします。
こういったカテゴリー分けができていなかったり整理ができていない感情を言葉にして相手に伝えるということはストレスを軽減させたり、ストレスへの耐性を高めることに貢献してくれます。
感じている事を言語化するということは実験によって効果が証明されているのでその一例を紹介したいと思います。

感情の言語化(感情のラベリング)

感情の言語化とは今の自分がまさに感じていることを言語化して表現することです。感情のラベリングともいいます。ストレスに感じている気持ちを緩和したり、ストレスへの耐性を高めたりする効果があるとされています。
感情のラベリングの有効性を示した有名な実験の例を紹介します。カリフォルニア大学の心理学の研究チームが行った「クモ恐怖症」を抱える被験者を対象にした、感情のラベリング(感情の言語化)が実際に不安を解消させ、心を落ち着けるのかを調査したものです。

実験内容

感情のラベリングに関する実験ではクモ恐怖症を抱える被験者たちに、恐怖克服のためにクモへ徐々に被験者を近づけてクモへ慣れさせる方法をとりました。
実験では被験者にガラス越しにクモを見てもらうことから始め、徐々に被験者とクモとの距離を縮めることでクモへの恐怖心を克服させていきました。
※被験者たちはこの実験の4~6週間後には大量のクモが這っているいる車でも落ち着いて運転できるようにクモ恐怖を克服していったとのことです。
実験では被験者を3つのグループに分け、感情のラベリングにどのような効果の違いがあるのかを観察しました。

グループ1:クモが無害であることを説明したグループ(楽観的思考)

グループ2:クモへの関心をそらす質問をしたグループ(経験の回避)

グループ3:今感じている気持ちを言語化するように指導したグループ(感情のラベリング)

グループ分けをした中でも特に注目するべきなのはグループ3の被験者たちでした。
彼らには

「クモの毛が気持ち悪い」
「噛みつかれるかもしれない」

など、不安に感じた気持ちを具体的に言葉にしてもらうように指示をしました。
被験者たちに今感じている気持ちをラベリング(言語化)してもらったのです。そして感情のラベリングを行っていったグループ3の被験者たちは他のグループよりもクモへの恐怖が軽減されることが証明されたのです。

感情の言語化のもたらすメリット

感じている「負」の感情を言語化することで不安や恐怖を和らげることができます。感じていることを具体的に言語化することによって

ああ、自分はクモに対して怖いと感じているんだな。

と自分を冷静に客観視することができるのでだんだんと気持ちを落ち着けることができるようになるのだそう。

悩みの整理

相談することで得られるメリットの2つ目は思考や感情の整理ができるようになるということです。
感情をラベリング(言語化)するだけでもストレスを軽減する効果はあります。しかし、自分一人でぐるぐると同じ悩みを考え続けてしまう方というのは、出口が見えない問題を考え続けて結果疲れてしまうことがあります。
誰かに悩みを「伝えよう」「相談しよう」とすると相手に分かりやすくしようということで自然と道筋を立てて悩みを整理することができるようになります。

  • いつ
  • どんな出来事が起きて
  • 今どんな気持ちで
  • 今後はどうしたいのか


相談することで頭の中で問題を整理しながら話すことにつながっていきます。
思考を整理して相談するという習慣をつけていくことができるようになると、自分の感情や思考を言葉に変換することが上手になってきます。

自分は本当は何をするべきなのか

この問題を解決するには何が必要なのか

と気づきを得ることができるようになります。
相談して悩みを言語化することを繰り返していくと最終的には自分一人で問題解決のために筋道を立てて考えられるようになるのですね。

相談することで人に頼る癖をつけることができる

自分一人でどうにかしなければならない

人に悩みを相談するなんて自分が弱い人間だと認めたことになる

私は適応障害で休職するまでは上のような考えを持っていました。
でも一人で問題を抱え込んでぐるぐると考えていても何一つ解決策が思い浮かばずに日々自己嫌悪→ダウン
そういった経験を持っている方、私一人だけではないと思います。
だからこそ、他の方には同じようにはなってほしくくなくて、相談することをためらってもらいたくはないのです。
普段から誰かに悩みを話す、相談するということは自分のメンタルヘルスを維持するのに重要なことなんです。
相談を聞いてくれた上司や家族、なども悩みを伝えてくれることで初めて何に悩んでいるのかわかるようになります。
人に悩みを分かってもらえることで勤務時間や担当業務なんかも負担がないように環境調整をしてもらいやすくなります。

上司にいきなり悩みを相談するなんてハードル高すぎてできないよ

という方であれば、カウンセラーに相談するというのが最もハードルが低い相談相手だと私は思います。
何せカウンセラーは相談のプロなので、

なんでそんな小さなことで相談なんかするんだ、

なんて言うプロのカウンセラーは一人もいません!!
身近な人(家族)や上司、先輩には相談しにくいけど、実は悩みがあるんだ、という人はまずはプロのカウンセラーを相談相手にして人に頼ることへのハードルを下げてみて下さい。
私のように相談できないでダウンし、2年半も休職するようにはなってほしくないので心からのお願いです。

相談することで視野を広げることができる

一人で考え事、悩んでいるとだんだんと視野が狭くなっていってしまいます。視野が狭くなってしまっている状態の思考とは

自分の考え=それが世界の全て

と思い込んでしまっています。
相談することで自分の考えに修正を加えることができるようになります。
例え話
魚を料理するときに調理方法が「切る」と「焼く」という2種類だけしかできない料理初心者の人と、「切る」「焼く」「煮る」「蒸す」「揚げる」ができるプロの料理人だと魚料理のレパートリー(視野)は格段に違ってきます。魚を様々な形や味に自由自在に調理することができます。料理のレパートリーと同じように相談についての豊富な知識と経験を積んできたカウンセラーについても心の悩みについても豊富な知識と対処方法を積んできています。色々な話しの引き出し方や面接の方法、信頼関係の築き方を知っています。
相談者が知らない別の解決方法やアドバイスを経験豊富なカウンセラーからもらえることで「こういう考え方もできるのか」といった自分だけでは思いつかなかった物事の別の捉え方をすることで悩みを解決するヒントになる可能性があります。

「ここかる」ならいつでもどこでも相談のメリットを得られます

この記事では人に相談することのメリット、相談することは恥ずかしいことや弱い人間のすることではないということについて紹介してきました。
具体的に相談することのメリットについては

  • モヤモヤの整理
  • 感情の言語化
  • 悩みの整理
  • 相談することで人に頼る癖をつけることができる
  • 相談することで視野を広げることができる

と5つの相談のメリットを紹介してきました。
仕事や人間関係で失敗したとき、一人で考えても答えが出そうにないときは悩みや問題が軽いうちに身近な人、例えば親、兄弟、学校の友達や会社の上司、先輩、そしてクリニックに通っている方は主治医やカウンセラーにどんどん頼って頂きたいのですが

身近に相談できる人なんて誰もいないよ😢

という方に紹介したいのが「ここかる」というオンラインのカウンセリングサービスです。
「ここかる」についての詳しい使い方や説明は関連ブログ記事【悩みを解決】低価格でカウンセリングを受けられる「ここかる」について
を載せていますのでそちらをお読みください。


「ここかる」について簡単に説明すると、人間関係や仕事関係の悩み、発達障害や適応障害で困っている人のこころの悩みを抱える方のために設立されたオンラインカウンセリングのサービスです。
ここかる最大のメリットは「料金の安さ」です。
通常、診療内科や精神科クリニックなどでカウンセラーとカウンセリングをするとなると相談料として大体1回50分で6000円~8000円、東京などの都心部だと10000円といった料金が必要になるというのがカウンセリングの相場です。
ここかるでは相談1回969円(25分)~
臨床心理士や公認心理士などの資格保持者によるカウンセリングは
1361円(25分)~
※カウンセリング料金は在籍カウンセラーの保有資格や実績によって変動があります。
とても気軽に相談できる料金体系になっていますね。1時間単位で計算するとクリニックでカウンセリングを受ける際の相場の半分以下となります。
なぜ、ここかるは安くカウンセリングを受けることができるのか?
ここかるはオンラインでカウンセリングを提供し、自社で一貫してカウンセラーを募集し、自社独自のシステムで運用しているから余計な費用を払う必要がないんです。
だからリアルの対面式のカウンセリングと比較しても安価にカウンセリングを受けることができるんです。

特徴料金
ここかるオンラインでいつでも
どこでも相談ができる
25分969円~
都内診療内科対面でのカウンセリング1時間8000円

職場の人間関係、仕事の失敗とか本当はカウンセラーと話したいんだけど相談料金が高くてなかなか行けないよー💦

とお悩みの方にはぜひ「ここかる」で相談してみてください。
誰かに相談することで悩みの整理ができて解決のヒントにつながるかもしれません。

今回の記事のまとめ

今回は困ったとき、モヤモヤを抱えた方へ、相談することのメリットについてまとめてきました。
整理をしますと相談をすると以下のようなメリットがあります。

表―相談のメリット
1モヤモヤのガス抜き
2感情の言語化
3悩みの整理
4相談することで人に頼る癖をつけることができる
5相談することで視野を広げられる

困ったときは一人で考えても前に進めない場合が多いですが、人に言葉で伝えることで考えを整理することができるので問題について客観的になることができます。もし身近に自分の悩みを相談できる人がいないのであれば「ここかる」というオンラインカウンセリングを試してほしいと思います。


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この記事を書いた人

このブログを運営しております、「はーちゃん」です。会社の人間関係が原因で、うつ状態になり、休職。休職中に発達障害(ADHD)と診断されました。2年半の休職を経て元の部署に復帰しました。私と同じような境遇で悩んでいる方、悩んでいる方の友人や家族の方などに、少しでも有益な情報発信をしていければと思います。

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