休職中の警察官にお伝えしたいこと

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はやぽん(@はやぽん)です。私は警視庁警察官として在職中に仕事や人間関係のストレスから適応障害を発症し、約2年半休職。休職中に発達障害の一つであるADHD(注意欠如・多動症)の診断を受けました。
発達障害の特性とうまく付き合いながらやっとのことで職場復帰!!
しかし、復職してちょうど一年後。
新たな人生を歩んでいこうと決意し、警視庁を退職しました。

今回の記事では、休職中の警察官の方が

  • 休職中にやっておきたいこと
  • 復職後の過ごし方
  • 私のように別の道を選ぼうかなと迷ったとき

について私の経験をもとに語りたいと思います。休職や復職のことで悩んでいる警察官の方、@はやぽん(Instagram)までDMいただけたら私の経験を元に答えられる範囲で答えますお気軽にメッセージください。

まず、なぜ休職したのか

私は職場内の環境と人間関係が原因で適応障害になり約2年半休職しました。

今までと違い、業務量の多い部署に配属されたことで「苦手なこと」や「できないこと」が急に増え、目の前の「やるべきこと」を処理しきれなくなりました。
そして、ストレスが爆増!!適応障害発症に至ったわけです。休職期間中に発達障害、ADHD(注意欠如・多動症)の診断を受けました。普通の人がいとも簡単にできることが出来なかったわけがはっきりしたのでした。
スッキリと共に苦痛の始まりでした。ADHDと診断されたことについては下記記事に詳しく書いてあります。
興味のある方はぜひご一読を!!

休職中にやっておきたいこと

信頼できる医師・病院を探す

どうにもこうにもつらくて心療内科・精神科等を訪れ、「適応障害」、「うつ病」など診断してもらうことはどこの病院でもできます。
診断を受け、休職後、病院に長期間通うことになります。
信頼できる医師でない場合、治癒が遅れます。
治すために通っているのにストレスもたまります。
私は最初に「適応障害」と診断された病院に不信感があり、転院しました。
職場から紹介された病院だったので、少し抵抗はありましたが、思い切って病院を変えました。
病院を変えたことはもちろん上司に報告しました。
人に伝えることが上手にできない私の説明では上司には理由がよく伝わってなかったようです(笑)その後、上司と妻の面談で妻が説明をしたら上司が「そういうことだったんだね!」と納得してくれました。
上司にビビってうまく説明できないという私の性格もあります・・・・。
警察の組織にいると上下関係が厳しすぎて、いつもびくびくしていたように思います。
これをやってはいけない、これをやったらやばい、とかそんな思いにいつも縛られてましたね・・・。

警察では休職中、定期的に上司から体調確認の連絡が来ます。
コロナ前では妻と上司の面談が職場で行われていました。
妻と職場まで出向き、私は外で子供と待つというスタイルでした。
家族から状況を聞きたいためです。
コロナ後は電話での確認に変わりました。
今思えば最初から電話でよかったんじゃないかと思いました。交通費もかかるし(休職中で給与は少ないし(T_T))。子供も連れて行かないといけないし、時間と労力がね・・・。
病院を変えた経緯についてはこちらに詳しく書いてあります。ぜひお読みください。

リワークプログラムがある病院を探す

私は1度、復職に失敗しています。

その時のことはこちらに詳しく書いてあります。

通院して薬をもらっての治療には限界があると感じました。先生は話をよく聞いてくれ、相談にも対応してくれて、とても信頼しています。ただ診療時間はとても限られています。心の病はとても治癒に時間がかかります。
私は発達障害でもあることから発達障害である自分をどのように受け入れるかということも大事でした。時間をかけて自分を変えていく必要がありました。私の場合、通院していた病院で奇跡的にリワークが開始されたのです。
このリワークに参加したい旨を主治医に伝え、参加することになりました。私はリワークプログラムという復職支援プログラムを受講して自分の理解を深めることができました。このリワークの先生に出会ったことで私の人生は変わりました。自分1人では復職できていなかったと思います。復職してからも職場で困難にぶつかった時、リワークの先生から助言を頂いてました。現在もリワークの先生と話をしたくて、リワークにたまーに参加したりもしてます。
リワークについてはこちらに詳しく書いてあります。

復職後の職場での対応

復帰するまでの道のりはそれはもう大変でした。自分の体調が整っても、それはもういろいろハードルがありました。あまり内部のことは公には伝えれらなくて申し訳ないのですが・・・・。

とにもかくにも、やっっと復職した後、私がやったこと、それは
自分の取扱説明書を作って、上司に提出
最初の頃は口頭で、

こういう特性があって、これが苦手です

とか伝えていたんですけど、発達障害のことってなかなか理解してもらえませんでした。私が説明が下手というのも多分にあります!あと上司にビビってうまく話せない。家で妻に話すときはすらすらと自分のことを話せるのに職場では頭が真っ白に
親しい友人や家族にはすんなりと言葉が出てきます。最近思ったことなのですが、自分にとって居心地のいい場所でないとうまく言葉が出ない。ということなのかなと思いました。そもそも人見知りという性格が根底にある気もします。言葉巧みに話せるタイプではないので、文書で提出することにしたのです。じっくりと考えることができるので、家で文書を作成し、職場に提出しました。家で文書を作成していたので、職場の機密情報に当たらないようにそこは最大限の配慮をしました。仕事内容などには触れないように注意しました。取扱説明書を作るときの注意点ですが、
職場の機密情報を書かない(職場以外で作成をしているため)

  • これができない、あれができないとできないことだけを書かない
  • 出来ない理由を述べ、どうすればできるかを書く

最初の方は出来ない理由ばかりを述べてしまっていたと思います。

発達障害だから出来ないんです。

という主張ばかりしていた気がします。発達障害を理解してほしくて、困難さを分かってほしくてそればかりの主張になってました。
これでは職場の上司や同僚も

ん?だからどうすればいいんだよ!!

となってました・・・。
理解してもらいたい気持ちが先行しすぎて、相手の立場に立って考えられてませんでした。何度か作成していくうちに、

こういう仕事ができます

と言えるようになっていきました。取扱説明書を作りながらさらに自己分析が深まったってことです!職場と歩み寄っていくための手段として「取扱説明書」の作成を強くオススメします!作成して提出するということを何度も繰り返していくうちに理解者も増えてきました。味方になって話し相手になってくれた方もできました。でも、警察組織は一筋縄ではいきません。全然理解してくれない人も大勢いるのが現状です。全員に理解してもらうことは難しいですが、理解してくれる人を徐々に増やしていくことはできました。

別の道を選ぼうかなと迷ったとき

警察にいると警察以外の仕事はできないと思いがちです。

今さら他の仕事で使えるスキルや経験なんてない

私もずっとそう思ってました。まわりの同僚も同じようなことをよく話していました。他には何もできないと思いこんでいる、思い込まされているのかなと私は思います。実際、私は今現在、警察を辞めて違う仕事についています。自分がやりたいこと、自分の強みについて休職中に散々、考えてきたお陰で、やりたいことが見つかりました。違う職種に就いたからといって、警察での経験が無駄になることはありません。警察にいたからこその観点が仕事に役立つことがあります。昔は警察に似た仕事だと、警備員かなとか思ってました。いやいや、それだけじゃないよ!世の中にはいろーんな仕事があります。

幅を狭めずに視野を広げてもらいたいです。

何歳からだってなんにでも挑戦できる!!

自分のこと、得意なことや適職を探すヒントになるツールやサービスは探せば結構あります。私が最近自己分析で使っているのは
ミイダス

というツールです。

無料で登録、利用できます。

私、かなり当たってたので驚きました。

↓↓↓↓

適性検査LP

これを使うことで現在の転職市場での自分の市場価値が分かり、希望職種や企業からのオファーを受けることができます。

これは私の診断結果なのですが、これで自分の性格の傾向や向いている作業や相性のいい人間関係などを分析することができます。
ミイダスについて私が使ってみた感想や分析については関連記事を載せていますのでぜひそちらもチェックしていただけると参考になると思います。

自分の強みや業界の適正を知りたい方は、ぜひ登録してみてください!

あ、私ってこんなこともできるんだ?

実は私の能力は需要があるんだ!

なんて嬉しい発見があるかもしれません。休職や復職のことで悩んでいる警察官の方、@はやぽん(Instagram)までDMいただけたら私の経験を元に答えられる範囲で答えますお気軽にメッセージください。
一緒に頑張りたいです。

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この記事を書いた人

このブログを運営しております、「はーちゃん」です。会社の人間関係が原因で、うつ状態になり、休職。休職中に発達障害(ADHD)と診断されました。2年半の休職を経て元の部署に復帰しました。私と同じような境遇で悩んでいる方、悩んでいる方の友人や家族の方などに、少しでも有益な情報発信をしていければと思います。

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