毎日少しのアウトプット(日記)で成長できた話

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私はこれまでの記事の中で私が発達障害と診断された経緯、適応障害の人が復職するために取り組んだ方がいいことなどを紹介してきました。

【発達障害特性と付き合うヒント】学びはアウトプットしよう
発達障害と上手に付き合うために頭に知識を人に伝えることえ考えが整理されてスッキリします。学んだことや日々の出来事を文章にしたり相談したりと誰かに話すことで思考が整理され、ストレス発散になります。アウトプットのメリットを紹介しています。
発達障害(ADHD)の診断が人生のターニングポイントに
ADHDの診断を受けてからの心の変化・診断されて良かったことについて書いています。 ADHDと診断された事で私の苦手な事と得意な事を整理する事ができるようになり、得意な事だけに集中すれば人生はよくなるという事を学習しました。
発達障害の私が少しづつ前向きになれた話
発達障害の特性があるとミスが多かったりやらなくてもいいことを言ってしまったりといった失敗で落ち込むこともあるのではないでしょうか。でも発達障害の特性には長所となるいい所もたくさんあるんです。この記事では発達障害を前向きに考えるヒントをお伝えします
うつ病や適応障害を経験した発達障害者が復職後も働き続けるために必要なことについて
うつ病や適応障害で休職してしまった発達障害者が二次障害を再発することなく復職を成功させて復職後も安定して働き続けるために心がける事を私の体験を基に紹介します。 ストレスの対処方法や、職場の人間関係を良好にすれば復職後も安定して働く事ができます。

今回は、私が復職以降、毎日、なぜこつこつと継続して日記を書いているか?についてです。

主治医からのアドバイスで前向きにADHDの治療に取り組んできた

発達障害を持っていると、その特性から様々なストレスの影響を受けやすく、早めに自身が受けているストレスを認識して対処することが大切になってきます。

私は3年前は発達障害という言葉を知らない状態で、ストレスに対しても無防備な状態でした。

転勤により今までの慣れた環境から、業務量も多くて全く経験のない部署での仕事、なかなか仕事も覚えられず日々上司からダメ出しの連続。

そんな生活を3か月近く続けていたら勤務中に突然身体が言う事を聞かなくなり即日休職、それから約3年間のお休みに入りました。

休職中に発達障害(ADHD)の診断を受け、適応障害とともに治療を受け始めました。

治療の過程で、薬や生活リズムを整えていくことも大切です。

でも一番大事なのは復職した後に、元と同じくらいのストレスがかかるような多忙な部署に配属されたとしても耐えられるくらいのストレス耐性を身に着けること。

主治医
主治医

ストレス耐性を身に着けていないと、せっかく3年間かけて戻していった体調や心が復職後にすぐに壊れてしまいますよ。

そのために発達障害の診断があるんですよ。

発達障害の人は得意と不得意なことがはっきりしている傾向が強いです。

診断がついたことをチャンスだと思って自分が得意、強みと言えるようなものを探して伸ばしていきましょう。

主治医に言われ、発達障害と本気で向き合っていこう!!と思えるようになりました。

「樺沢紫苑」さんの本に出会い、足りていないものに気づく

私は頭に入っている知識や情報量は多い方だと自負しています。

休職してから復職するまでに発達障害に関する本、うつ病に関する本、人間関係に関する本、インターネットやyoutube など自分が興味のある分野の情報をとにかく吸収してきました。

しかし、仕入れてきた情報が復職後にうまく引き出せていません

相変わらず、ADHDの特性からくるケアレスミスや物忘れを発生させてその度に上司から叱責をされ続ける日々が再開しました。

ADHDの特性や症状も理解し、対処方法もしっかり勉強し、準備を整えてきた!!と自信をつけて臨んだはずの仕事復帰。

ですが、思うように仕事が出来ずにモヤモヤを抱えたまま出勤する日が続いてストレスも溜まり始めてきました。

私

おかしいなぁ。

準備万端で復職したのにミスが減らないし、毎日怒られ続けてる。

休職前と状況は変わらないんじゃないか。

と危機感を感じるとともにすごくモヤモヤした気持ちを抱えていました。

そんな時に仕事帰りに立ち寄った書店で何気なく積まれていた

「樺沢紫苑」さんの『学びを結果に変える アウトプット大全』

この本を手に取りパラパラめくり、自分に足りていなかったものに気が付きました。

私

アウトプットできていなかったんだ!!!

著者の樺沢紫苑さんは精神科医として活躍され、またyoutubeでも精神疾患やメンタル強化に関する情報発信を精力的に行っているエネルギッシュな方です。

私がストレス解消方法として日記を書き始めたのも「アウトプット大全」に書いてある方法を取り入れたことがきっかけです。

本書ははじめから終わりまで一貫してアウトプット(仕入れた知識を紙に書く、話す、日記に書く等の行動)の重要さを主張しています。

断言しましょう。圧倒的に結果を出し続けている人は決まってインプットよりアウトプットを重視しています。

学びを結果に変えるアウトプット大全より

すぐに取り組むことができたのは、誰にでもできる再現性の高さと実践にあたってのハードルの低さでした。

休職してからこの本を読むまでは知識を入れるばかりでそれを実践する機会がありませんでした。

大量にインプットしても本当の意味で自身の血肉になっていないので、能力を引き出せないし、知識の応用ができず、モヤモヤしていたのです。

この本でアウトプットの方法はいくつか紹介しています。

その中で私が最も実践しやすいと感じたのが日記を書くという行動でした。

日記を書くと1日の中での出来事を整理することができるようになりました。

  • 書く能力が上がる
  • 洞察力が上がる
  • 自分を客観視できるようになる
  • 自分の行動を振りかえることで記憶が整理される
  • 自分の感情や気分を紙に吐き出すことで気分が晴れる

などの効果を実感できるようになりました。

インプットした知識が上手く使えないと悩んでいる方、悩み事でモヤモヤしている方、ぜひ一度、「アウトプット大全」手にしてみてください。

日記を書くことで言葉として伝える練習にもなっている

私は仕事が終わるとその日の振り返りを日記を書いてすることにしています。

ADHDの診断を受けている私は、いつも頭の中を考えや言葉が湧き出すような感じで脳内が常に騒がしい状態です。

考えたくなくてもいつも何か考えごとをしているような状態です。常に頭の中にノイズがあるような感覚です。考えが止まらないのが邪魔で計画的に仕事を進めたり、人に分かりやすく説明をしたり、報告書を作るといった作業がとても苦手です。

考えやアイデアが常にあふれているような感覚です。ですが、考えを形にしようとすると掴み所がないような感覚で、考えがなぜか言葉として上手く出てきません。

結果、自分の意見が正しく相手に伝わらず、誤解をされ、とても損をしてきました。

そこで私は復職以降、考えやアイデアを言葉として相手にきちんと伝える練習として日記を書くようにしています。毎日日記を書き続けることで言葉として吐き出すことが徐々に上手になってきました。

継続は力なり」です。

今後も継続し、考えを言葉として人に伝える力を伸ばしていきます!!

日記の具体的な内容

下記は、具体的な日記の例です。

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3月30日 自分の特性で気が付いたこと

自分はアウトプットが苦手なようだ。

頭の中の考えを他人が分かる形として残すこと(仕事で言えば報告書だったり、上司相手に説明すること)がどうしても上手くできない。

相手に考えていることが伝わらない。伝えられないもどかしさだけが残る

今日も報告書を書いていたら、自分が考えている通りに文章にすることが出来ずに何回も書類を書き直すことになってしまった。

特に今やっている仕事では、時間が限られている中で自分が今まで集めてきた情報を的確にまとめ上げて、報告を受けた上司が人目で分かるように書類を作り、説明するの能力が要求される。

頭のノイズを軽減させる働きのADHDの薬を飲みながら仕事をしている状態ではあるけど、どうしても湧き出て来るアイデアや考えが邪魔をして自分が伝えたい情報をわかりやすく説明したり書面でまとめることが苦手なようだ。

★仕事をしていて発見できた強み・弱み

弱み:目の前の状況をパッと見て素早く判断して伝えること。

強み:頭の中で時間をかけてゆっくりと整理されていった情報を分析して客観的に結論や答えを導きだすこと

素早い判断を求められるような状況では頭の中が空回りしてしまい、報告や説明が支離滅裂になってしまう。

元々、頭の中に入っていること、元々理解できている考えやアイデアを利用して状況を分析して客観的に結論をだしていくというは得意。

一度気になり始めた分野の勉強や本は納得がいくまで徹底的に調べることができる。かなりの長期間でも調べることは全然苦にならない。

職場で毎日のように「やる気がない、何でこんなに簡単な書類1枚もまともに作れないんだ。」と言われている。これは自分が苦手、肌に合わないことをやっているだけ。

本当に得意なことや長所は今の仕事で活かせない。

今の仕事ができないからって自分の人格まで否定される筋合いは全くない。

苦手なことで勝負しようとするのではなく、自分の強みを仕事で発揮できるように毎日少しでも成長につながるような行動や考えをしていこう。

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思いの丈をつらつらと書きます。なんでもいいんです。深く考えずにただ書きます。

毎日このように日記を書くことで日々新しい発見をすることができています。

さいごに

発達障害を持っていると些細な環境の変化にも影響を受けやすく、何気ない上司や同僚の一言でひどくショックを受けたり、傷つきやすい傾向を持つ人がいるのではないかとか思います。

私も日々の仕事で自分の弱みばかりが目立ってしまって何もしなければストレスに無防備な状態です。

そこで日記をつけていると、私は少し自分を一歩後ろから落ち着いた目で見つめ直すことができるようになりました。

仕事では弱みや短所も確かに多く発揮されてしまっているけど、日記を書いていると自身の強みや長所も分析できることに気が付きました

長所は短所の裏返しなことが多く、上司から指摘されたことの背景には実は長所が隠れていることが以外とあるなと私は感じています。

発達障害は短所が目に付きやすい特徴があるので短所を分析してみると以外と長所が発見できるかもしれません。

短所が気になっている方は、私が紹介したような方法で長所を分析してみてください。意外な所からヒントがみつかるかもしれません。

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この記事を書いた人

このブログを運営しております、「はーちゃん」です。会社の人間関係が原因で、うつ状態になり、休職。休職中に発達障害(ADHD)と診断されました。2年半の休職を経て元の部署に復帰しました。私と同じような境遇で悩んでいる方、悩んでいる方の友人や家族の方などに、少しでも有益な情報発信をしていければと思います。

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